2023年12月のホリデーシーズンに北米公開され、全世界興収2億ドルを超える大ヒットを記録した『恋するプリテンダー』(5月10日公開)。このたび本作から主演のシドニー・スウィーニーとグレン・パウエルが“一番楽しかったシーン”と口を揃えるハイキングシーンの本編とメイキング映像が解禁された。

弁護士を目指してロースクールに通うビー(スウィーニー)は、街角のカフェで出会った金融マンのベン(パウエル)と最高の初デートをするが、ちょっとした行き違いで恋心が一気に凍りついてしまう。それから数年後、オーストラリアで同じリゾートウエディングに出席することになった2人はまさかの再会。険悪なムードの2人だったが、復縁を迫る元カレから逃げたいビーと元カノの気を引いてヨリを戻したいベンは、お互いの望みを叶えるために恋人のフリをする契約を結ぶことに。

このたび解禁された本編映像に収められているハイキングシーンでは、ビーとベンがラブラブカップルのフリをすべく、山頂の絶景を眺めながらお互いの身体を触り合ってスキンシップを取る作戦に出る様子が。ビーの承諾を得てお尻を撫で回すベンだが、情緒のない触り方にダメ出しの嵐。逆にベンのズボンにビーが手を入れると、なにやら違和感が。そこに現れたのは巨大なクモ。大慌ての2人は服のなかに入り込んでいないかチェックし、いつのまにかベンは全裸になってしまい…。

メガホンをとったラブコメ映画の名手ウィル・グラック監督は、このシーンについて「笑いすぎて何度もテイクをダメにしました。おもしろくなることはわかっていましたし、堪えるのに必死でした」と大満足。あわせて解禁されたメイキング映像では、本物のクモを手に興味津々のスウィーニーと、及び腰気味のパウエルの姿も。パウエルが「いろんな意味で風を感じました」と振り返るこのシーンの後、ビーとベンの関係はどう変化していくのか。オーストラリアの美しい大自然のなかで描かれる痛快なリゾート・ラブを、劇場のスクリーンで楽しもう!

文/久保田 和馬