オリンピック金メダリストでスポーツ庁長官の室伏広治さんが珠洲市を訪れ、子どもたちや避難住民たちとエクササイズを楽しみました。

石川県珠洲市の宝立小中学校を訪れた室伏広治さん。地震による運動不足が心配される中、手軽に体を動かす方法を知ってもらおうと、室伏さんが小学生と中学生31人に体育館でできる運動をレクチャーしました。

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室伏さん
「まずは上下の運動、まずは縮んで、それから大きくなって。まだまだ。もうのびませーんまで」


これは室伏さんが現役時代から続けているという、紙風船エクササイズ。パートナーから紙風船の形を崩さないようキャッチするトレーニングで、子どもたちは悪戦苦闘の様子。

室伏さん「足でね、手じゃなくて。」
子供「足?」
室伏さん「うん、足でこうやって。いいねー」

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また、避難所となっている学校には未だ65人が生活を続けていて、住民たちにも座ったままできる運動を紹介しました。


徳田藤太さん
「(握手しながら)でっかい手だ」

佐野貴美子さん
「わたしたちが緊張するのをほぐしてくれる感じだからよかったよ。いつもは見附の浜辺を歩いていたけどそれができないでしょう、それが寂しい。」

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スポーツ庁・室伏広治長官
「少しでも復興が順調に進みますように微力だがそういう気持ちできた。笑顔が見られたので地道なこういう継続が大切。」

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室伏さんは、被災地に必要な支援を考え、また能登を訪れたいとしています。