能登半島地震で仕事や住居を失った被災者を対象に、短期の仕事を紹介する相談会が9日金沢で開かれました。

石川県が主催した「短期のお仕事相談会」は、ハローワークや県内の人材派遣会社でつくる県人材事業協議会も協力し、官民共同で被災者をサポートします。

能登に戻ることを前提に、1か月から3か月程度の短期の仕事を中心に紹介していて、被災者個人の事情に合わせて延長なども相談できるということです。

会場のハローワーク金沢には、能登の職場が被災し再開の見通しが立たない中、金沢のみなし仮設住宅で生活を始めたという人が相談に訪れていました。

石川県人材事業協議会・嶋洋一事務局長「例えば週に何回か地元能登に戻ってという希望のある方もいるので、フルタイムではない週3とか週4といった仕事の提供がこれから大切になってくる」

3月から開かれているこの相談会は、当初は2次避難所から短期の仕事を探す人が多かったものの、現在は仮設住宅やみなし仮設から中長期的な仕事を求める人が増えてきているということです。

この相談会は6月以降も開かれます。