石川県七尾湾で取れる高級食材「能登とり貝」の初競りが16日金沢で行われ、プレミアム1個に過去最高の2万5000円の値がつけられました。

身が大きく肉厚で上品な甘みが特徴の能登とり貝ですが、石川県漁協かなざわ総合市場では、319個が初競りにかけられました。

このうち、重さが200グラム以上で形の整っている最高ランクの「プレミアム」を競り落としたのは金沢市の鮮魚店で、1個2万5000円の値がつきました。

金沢上島商店・市村祐太郎店長「一番いいとり貝を高値で買って震災の復興のためにと思って買った」

県によりますと、地震によりいかだや養殖に使うロープが壊れるなどの被害に遭ったことから、今年は例年より2割ほど出荷量が減る見込みだということです。

能登とり貝の出荷は6月下旬まで行われます。