星稜高校出身で、東京ヤクルトスワローズの奥川恭伸投手が14日、980日ぶりに白星をあげました。

京セラドーム大阪でのオリックス戦の先発投手として、808日ぶりに1軍のマウンドに上がった奥川投手は、5回まで投げ7安打1失点に抑え、勝ち投手の権利をもって降板しました。

その後、オリックスが追い上げヤクルトは1点差まで詰め寄られますが、リリーフ陣が持ちこたえ、5対3で勝利。奥川投手は、公式戦では2021年10月の阪神戦以来となる白星をつかみ取りました。

ヤクルト・奥川恭伸投手「長いことファンのみなさんにたくさん期待してもらっている中で、すごく長い時間待たせてしまったので、本当にきょう勝つことができてうれしい気持ちです」

試合後のヒーローインタビューでは、感極まり涙ぐみながら復活のマウンドを振り返りました。

ヤクルト・奥川恭伸投手「本当に久しぶりだったので緊張しましたし、この2年という期間の中で…(涙流し、ファンからは拍手)これからも勝ちに向けて一生懸命腕を振り続けたいと思います。応援よろしくお願いします」

復帰のマウンドは四死球を与えず、持ち前の制球力も見せた奥川投手。チームの救世主としての活躍が期待されます。