長野県下諏訪町は、鉄腕アトムと諏訪大社下社をあしらった下水道デザインマンホールを紹介した「マンホールカード」を製作した。下水道広報プラットホーム(GKP)が取りまとめるシリーズ第22弾で、33種のうちの1枚。カードのマンホールを展示している「しもすわ今昔館おいでや」で配布している。

 全国各地のご当地デザインのマンホールをコレクションできる同カード。入手には現地の配布場所に足を運ぶ必要があり、各自治体のPRや観光振興などから累計1035種が発行されている。

 カードになったのは、秋宮の幣拝殿前にアトムとお茶の水博士が立つデザイン。手塚治虫は鎌倉時代の大祝・金刺盛澄の弟である手塚太郎の子孫とされ、太郎の居城は秋宮近くにあったなどのゆかりがあって、今年2種類のマンホールを作った。

 同町の下水道は1979年10月に供用を開始した。既に町木のサクラと町花のツツジ、御柱祭のデザインマンホールもあり、御柱祭のカードは累計1万6000枚を発行。新たな1枚の加入に町建設水道課は、「暮らしの身近な接点として、下水道事業に関心を持ってほしい。この機会に町内にあるデザインマンホールも見てもらえれば」としている。

 1万2000枚発行。同館の開館は11月まで午前9時〜午後5時。問い合わせは同館(電話0266・27・0001)へ。