長野県茅野市宮川のわかば保育園で15日、年長児(2クラス34人)が田植え前の大事な作業となる代かきを行った。園庭の一角に設けた田んぼにはだしで入り、全身を泥だらけにしながら取り組んだ。

 米作りは毎年、年長児の活動となっている。田んぼは縦2メートル、横5メートルほど。代かきは、一方通行で歩いて進み、何周も回った。最初は友達と手をつないで恐る恐る入っていたが、次第に慣れてくると、ばしゃばしゃと泥を跳ね飛ばしたり、四つんばいになって進んだり、泥泳ぎも始まって大騒ぎ。「もっと泳ぎたい」の声も聞こえ、作業は楽しい泥遊びの時間となった。

 園の畑作業などを手伝ってくれる地域住民のぽかぽか畑応援隊から堀晃さん(85)が協力。23日に、堀さんに苗を分けてもらって田植えを行うという。