自転車の盗難防止を呼びかけようと、長崎県諫早市の諫早駅構内で4月26日、啓発キャンペーンがあった。諫早署員ら約30人が同駅の駐輪場利用者に鍵かけやヘルメットの着装を呼びかけた。
 同署によると、管内で昨年中に発生した自転車盗難被害は58件。そのうち47件の自転車が無施錠だった。4月は自転車利用者が新たに増えることから、同署は毎月2日を「2輪の日」として独自に設定し、注意を喚起していく。
 キャンペーンでは、県警の「犯罪なく3(さん)ば運動」推進モデル校の長崎日大高生が「自転車には必ず鍵をかけ、盗難被害を発生させません」などと宣言。諫早相撲甚句会(大嶽孝澄会長)による「自転車の鍵かけの唄」の披露もあった。
 参加者らは自転車の鍵かけなどを呼びかけるチラシやミニタオルなどを手渡した。同市小船越町の大学生、藤井祥雲さん(20)は「普段からしっかり鍵をかけ、ヘルメットもかぶるようにしているが、今後も徹底していきたい」と話した。