火力発電所で発生した火災の原因は、ベルトコンベヤーが摩擦によって発熱し、燃料の粉じんに着火したためとわかりました。

 今年1月、愛知県武豊町のJERA武豊火力発電所で火災が発生し、5号機の一部と燃料を運ぶベルトコンベヤーが燃えました。

 事故調査委員会は、4月30日に事故原因について報告しました。

 JERAによりますと、木質バイオマス燃料を高速で輸送したことにより、粉じんが大量に発生しました。

 また燃料を運ぶベルトコンベヤーで、ベルトに過大な力がかかり、摩擦によって発熱して粉じんに着火しました。

 これらの複合的な原因が重なり火災が発生したということです。

 JERAは6月末をめどに再発防止策を出すとしています。