東海地方は23日、岐阜県の山間部を中心に大雨となり、土砂災害などに警戒が必要です。

 前線の活動が活発になった影響で、東海地方は岐阜県の山間部を中心に強い雨が降り、午後3時前、岐阜県郡上市に土砂災害警戒情報が出されました。

 岐阜県では23日午後6時現在、郡上市、揖斐川町、高山市、白川村に大雨警報が出されていて、23日午後5時までの24時間降水量は、郡上市ひるがので242.0ミリ、郡上市長滝で224.5ミリ、白川村御母衣で165.5ミリなどとなっています。

 岐阜県大垣市では、市内の杭瀬川が一時氾濫危険水位に達し、一部の地区に避難指示が出されたほか、道路が冠水し通行止めとなりました。

 また、三重県では、伊勢市内の「サニーロード」でのり面が長さ30メートル、高さ15メートルにわたって崩れ、一部区間が通行止めとなっています。

 23日夜遅くにかけて岐阜県と三重県北中部では、警報級の大雨となる可能性があり、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に警戒が必要です。