アメリカが核爆発を伴わない臨界前核実験を行ったに対し、長崎市の鈴木市長が抗議文を送りました。

アメリカ・エネルギー省の核安全保障局は14日、核爆発を伴わない臨界前核実験を西部のネバダ州で実施し成功したと発表しました。核弾頭の安全性や有効性の維持に向けたデータの収集が目的だとしています。バイデン政権下での臨界前核実験は2021年9月以来これが3度目です。

長崎市の鈴木市長は「緊迫する国際情勢の下実施した今回の臨界前核実験は核軍拡競争をさらに助長するもので断じて許すことはできない」という内容の抗議文を、18日アメリカ大使館宛に送りました。

NBC

また被爆者団体である長崎被災協の田中重光会長は「核兵器廃絶を訴え続けてきた被爆者の思いに反するもので、強く憤っている。核兵器と人類は共存できないということを早く認識してほしい」と話しています。