「伝えるのは人を傷つけない笑い」23日、長崎県長崎市の高尾小学校でお笑い芸人が講師をつとめる授業が行われました。

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長崎市の高尾小学校で行われた特別授業、講師をつとめたのはどちらも教員としての経験をもち、「日本一学校を回るお笑い芸人」として知られる「オシエルズ」です。

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オシエルズ・野村真之介さん(35)
「中学2年生のときにひょろっとして眼鏡だったのでガリ勉って言われてたんだよね」「ガリ勉って言った子を見返す思いで漫才を文化祭の時にやったら、どかんとウケて、それからガリ勉っていわれなくなった。それで芸人になろうと思った。」

授業では、児童をステージに招いた即興漫才も。プロの手ほどきで笑いを取る楽しさを教えます。

漫才をする人が気持ちよく発表するためには、観る側の態度も大切です。

「発表を聞く人は、自分が次指されたいから手をあげ続けたり、座って聞けばいいのに立って聞いたり、それは良いことか良くないことか?」

「良くないことー!」

「その人が一生懸命しゃべっていることを応援してください」


漫才のあとはじゃんけん遊びで楽しんだ子どもたち。
およそ1時間半笑いの絶えない授業となりました。

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オシエルズ・矢島ノブ雄さん(37)
「私たちもいじられる経験を子供の頃して、お笑いの「すばらしさ」と「残酷さ」両方経験したのでそれを伝えていきたい。だからこそ、楽しく明るく愉快な笑いの使い方を一緒に考えていけたらなと思っています」


人と人をつなぐ笑いの力。

子どもたちは授業を通して他者を大切にするコミュニケーションのとり方を学んだようでした。