大島造船所が原材料調達販売ネットワーク構築や造船業界の人材確保・育成で長崎県と連携協定

造船業の魅力を県内外に発信し、人材確保などに繋げようと、長崎県と大島造船所が連携協定を結びました。

長崎県と連携協定を結んだのは、長崎県西海市に本社をおき4月、長崎市に香焼工場を開いた大島造船所です。

大島造船所ではこれまで風力を活用した船や電力で動く船など、環境に配慮した船の建造を手がけていて、今年度、浮体式洋上風力発電の浮体部分の製造も始める計画です。

協定の締結で、県内で原材料の調達から販売までを行うネットワークの構築や、造船業界の人材確保や育成につなげたい考えです。

大島造船所　平賀英一社長：
「もっともっと造船を知っていただきたい。県内造船業界の活性化をはかられることを期待しています」

大島造船所は、今後、県と連携し、県内の小中高校生を対象にした造船所内の見学ツアーや、県外の大学での企業説明会を実施するなど、造船業界の魅力を発信し、人材確保につとめたいとしています。