4月28日に京都競馬場、芝3200mで行われる天皇賞(春)。ここに3年連続で出走を予定しているシルヴァーソニック(栗東・池江泰寿厩舎)。阪神競馬場で開催された2022年は落馬競走中止だったが、2023年は京都競馬場の開催で3着だから、同じ舞台で行われる今年も注目だろう。

 朝一番のCWで水口優也騎手が騎乗。ブラックルチルを追走していたが、6F標識では6馬身くらい後ろ。その差が縮まることなく、3コーナーへ入っていくが、コーナーを回ってくるところでしっかりと加速して、前との差を詰めていく。

 そして4コーナーは外を回って、最後の直線でじわじわと詰め寄る。ラスト1F標識のあたりでは馬体を並べて、追い出されるとしっかりと伸びて、最後は1馬身半くらい先着してのフィニッシュとなった。

 時計は6F80.1-5F64.8-4F50.8-3F36.1-1F11.4秒。前日17日に比べると時計の出やすい馬場だった印象はあるものの、昨年同レース3着時の1週前追い切りのCW6F83.1秒と比較して、かなり速い時計をマークしたことになる。長期休養明けだった前走をひと叩きして上昇中であることは間違いない。

(取材・文:井内利彰)