初音Sで3勝クラスを勝ち、中山牝馬Sで重賞初制覇を果たしたコンクシェル(栗東・清水久詞厩舎)。次走は5月12日(日)に東京競馬場、芝1600mで行われるヴィクトリアマイルへの出走を予定しており、今朝1日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。

 朝一番のCW、吉村誠之助騎手を背にフルメタルボディーとともに入場。6F標識では2秒近く追走する形で、道中は少しずつその差を詰めていく。3コーナーでは内を回り、ラスト3F地点では4馬身後方くらいのところまで迫ってきて、4コーナーから最後の直線に向いた。

 楽な手応えのまま並びかけていくが、相手も手応えは楽。ここからは並走したままでゴールする形となったが、もちろんコンクシェルの手応えも楽だった。

 時計は6F81.1-5F66.0-4F51.7-3F37.2-1F11.3秒。走りやすい時間帯だったとはいえ、雨の影響を受けて、時計が出にくい馬場状態。それを思えば、この手応えで3F37秒前半は優秀だし、ある意味この馬らしい動きができたのかなという感じはある。

(取材・文:井内利彰)