三度目の正直で勝ち上がりとなるか。名牝系出身のコンテネレッツア(牝3、美浦・宮田敬介厩舎)が、土曜東京5Rの3歳未勝利(芝2000m)で初勝利を狙う。

 コンテネレッツアは父エピファネイア、母アドマイヤセプター、母の父キングカメハメハの血統。母は12年に京阪杯で2着、スワンSで3着の活躍馬。半兄のデシエルト、半姉のスカイグルーヴもオープンまで出世している。さらに母系を遡ると、祖母のアドマイヤグルーヴは03年と04年のエリザベス女王杯、曾祖母のエアグルーヴは96年のオークスと97年の天皇賞(秋)、4代母のダイナカールは83年のオークスを制している。近親にもドゥラメンテ、ルーラーシップ、オレハマッテルゼ、ジュンライトボルトとGI馬がズラリ。昭和から令和まで日本競馬を引っ張ってきた名門ファミリーの出身といえる。

 ここまで2戦0勝。昨年11月の新馬(東京芝1600m)が2着、今年2月の未勝利(東京芝1600m)が3着。ともに1番人気を裏切る形となったが、胴長の体型でもあり、距離が短かったのかもしれない。その点、今回は2000mへの距離延長。モレイラ騎手の手綱も頼もしく、休み明けでも負けられない一戦となる。