ジーユーは5月14日、2024年秋、米国ニューヨークにブランド初となる海外の旗艦店をオープンすると発表した。同時にオンラインストアを開設し、米国全土へ配送を開始する。グローバルファッションブランドへの大きな一歩を踏み出す。

「YOUR FREEDOM 自分を新しくする自由を。」をブランドメッセージに掲げるジーユーは、2024年秋、ブランド初となる海外の旗艦店「ジーユー ソーホー ニューヨーク店」とオンラインストアをオープンする。

2006年にユニクロの姉妹ブランドとして誕生したジーユーは、現在、日本を中心にアジアで約470店舗を展開しており、アジア圏以外での正式出店は初めてとなる。

「ジーユー ソーホー ニューヨーク店」は、世界の消費者に向けてジーユーのブランドコンセプトや最新の情報を発信するショーケースのような店舗となる予定であるとし、多様な文化、価値観、ライフスタイルを持つ人々が集うニューヨーク・ソーホーに出店することで、グローバルファッションブランドへの大きな一歩を踏み出す。

「ジーユー ソーホー ニューヨーク店」の店舗は、ニューヨーク・ソーホーのメインストリートに位置し、売場面積約950㎡(約290坪)の2階層。ウィメンズとメンズのウェアに加え、シューズ、バッグ、アクセサリーのグッズを含めた選りすぐりのトレンド商品をラインナップする。同時に開設するオンラインストアは店舗と同様の品揃えとなり、米国全土へ商品を配送する。一方、現在米国で営業中のポップアップストアは、2024年夏に閉店の予定だ。

本取り組みにあたり、ジーユー 代表取締役社長 柚木治氏は、「2022年秋に初めてアメリカにポップアップストアをオープンしてから約1年半の間、たくさんのお客様にジーユーの商品をお買い求めいただき、アメリカでの事業展開に手ごたえを感じることができました。ポップアップストアでの学びを活かし、グローバル水準での商品開発や事業運営の体制を整えてきましたが、ついに今秋、正式出店がかなうことを大変嬉しく思います。オンラインストアも同時にオープンするため、さらにたくさんのお客様にジーユーのファッションをお楽しみいただきたいと思います」とコメントした。

ジーユーは、2023年9月にニューヨークに商品本部を設置し、グローバル水準での商品開発を推進しており、今後は現地でデザイナーやパタンナーなどの人材の採用を強化し、商品開発拠点としての基盤づくりを推し進め、さらなる事業拡大を目指す考えを示した。