中国の電気自動車(EV)大手、比亜迪(BYD)の日本法人であるBYDオートジャパン(横浜市神奈川区、東福寺厚樹社長)は、中古車の品質を保証して販売する認定中古車制度を始めた。同社は2023年1月に日本市場でEV販売を開始。試乗・展示車両などを中心に、走行距離や改造がないなどの条件をクリアした車を認定し、現在52拠点ある正規ディーラーで取り扱う。EVに関心がある消費者向けに、新車以外の選択肢を提供する考え。

中国メーカーによるEVの認定中古車事業は日本国内では初めて。新たなサービス名は「BYD CERTIFIED(ビーワイディー サーティファイド)」。各店舗で取り扱い中の中古車を閲覧できるウェブサイトも開設した。販売目標は非公表。

「初度登録から4年未満かつ走行距離5万キロメートル以内(24年時点)」「新車登録から整備記録簿があり、修復歴・改造がない車両」「BYDオートジャパンが正規に輸入した車両」などの条件を設定し高品質な車両を扱う。