海上自衛隊佐世保地方総監部は18日、部下に対して侮辱的な発言をするなどのパワーハラスメントを行ったとして2等海佐を減給の懲戒処分としました。

18日付で3か月間の減給5分の1の処分を受けたのは佐世保地方総監部の54歳の2等海佐です。

佐世保地方総監部によりますと、おととし6月頃から8月までの間、当時所属していた部隊の部下2人に対して侮辱的な発言をするなどのパワハラを行ったということです。

被害者のうち1人に対しては複数の部下がいる中で「そんなことでは(被害者)みたいになるぞ」と被害者の名前を出して指導。

もう1人に対しては業務中に、被害者が熱中症が疑われる症状があると申告した際に「お前は一生帰ってこなくていい」と発言したということです。

おととし9月に被害者のうち1人が上司に相談して事態を把握。

ほかの隊員への聞き取り調査などを行ったところ、もう1人へのパワハラも明らかになったということです。

2等海佐はパワハラを認めた上で「周囲の方々にご迷惑をおかけして誠に申し訳なく思っております。今後二度とこのようなことがないよう深く反省します」と話しているということです。

佐世保地方総監部の土屋剛管理部長は「今後さらに服務指導を徹底し再発防止に努めてまいります」とコメントしています。