多くの市民に親しまれてきた長崎市にある浜屋百貨店の「屋上プレイランド」が、今月6日で営業を終了することになりました。

思い出を振り返ってもらおうと、2日から期間限定で開放されています。

(近藤燦太記者)

「長崎市の浜屋百貨店です。この下の8階催事場から階段を上っていくと・・・。見えてきました、懐かしい風景が広がっています。浜屋の名物 “屋上プレイランド” が2日から復活しました」

50年以上にわたって多くの市民に親しまれてきた、浜屋百貨店の屋上プレイランド。

去年12月から、運営していた業者の体調不良により休業していましたが、引き継ぐ人がいないことや、施設が老朽化していることから今月6日で営業を終了することになりました。

すでに動かなくなった遊具も多いものの、思い出を振り返ってもらおうと期間限定で開放されています。

初日の2日は、オープン直後から多くの人でにぎわいました。

(30代)

「セーラームーン(の遊具)に、ここにあったときから乗っていた。童心に帰れたのはよかった」

3世代、4世代で訪れた人たちも。

(60代 母)

「この子(娘)を連れてきていた」

(30代)

「遊具は少なくなっているけど、懐かしい乗り物がいっぱいあって、懐かしい気持ちになった。(わが子を)今からもっと遊ばせたかったので、残念」

(80代)

「4世代で来た。(私が)ひいおばあちゃん。よく孫たちが来ていたので、懐かしくて。迷子になったり、子どもたちだけがはしゃいで、どこに行ったろうかという感じで遊んでいた」

(30代 孫)

「上ってきてエレベーターからここに入ってくる感じが懐かしい。もう1回来れてよかった」

10数年前になくなった「軽食コーナー」も復活。

5種類のうどんが数量限定で提供されています。

(40代)

「きょうはうどんだけだけど、昔は箸まきとかお好み焼きとかもあった。昔、そこに舞台があってヒーローショーとかもあった。悲しい。なくなるのが」

屋上に向かう階段付近では、プレイランドの歴史を振り返る写真も展示されています。

(浜屋百貨店営業部 松本 一重さん)

「最後にいい思い出を作ってもらって、皆さんにご愛顧していただければ」

屋上プレイランドは、午前10時から午後6時まで。最終日の6日は、午後5時まで開放されています。