九州ひぜん信用金庫の元役員の男性が、顧客からあわせて4300万円を着服していたことが分かりました。

遊興費に使っていたということです。

着服が発覚したのは、佐世保市の九州ひぜん信用金庫本島支店に勤務していた元役員の男性です。

信用金庫によりますと元役員は、2000年4月から約24年間にわたり、定期預金を作成すると勧誘して客5人から預かった現金、あわせて4300万円を着服したということです。

着服した現金と同じ額の定期預金証書を偽造することで、隠ぺいを図っていました。

着服した現金は、遊興費に充てたということです。

被害金の一部は元役員と家族が返済し、残りは信用金庫側が客に支払いを済ませていて、信用金庫は刑事告訴を検討しているとしています。