25日に県庁で行われたのは、県の総合防災訓練です。

(大石知事)

「過去の災害を風化させることなく、有事に備え、平時からの準備をいかにしておくかが大事」

県や警察、消防、自衛隊など67機関の約850人が参加しました。

長崎市で震度6強の地震が発生し建物や道路が損壊。

さらに線状降水帯も発生し、大雨によって川の護岸が崩落するなどの被害も出るという「複合災害」を想定して行われました。

(訓練)

「救護者発見!大丈夫ですか」

ビルの高層階に取り残された人を消防や自衛隊が救助。

警察はロープを使って外から建物に入っていき、ヘリコプターで搬送します。

また、能登半島地震の際にも重要となった道路を復旧する訓練も実施し、道をふさいでいる被災車両を排除していきました。

(県 池田 聡 危機管理対策監)

「能登半島での地震、4月の豊後水道を震源とする地震もそうだが、1つだけではなく複合的な災害が十分考えられるので、そういったことを念頭に今回実施した」

会場には震度7の揺れを体験できるコーナーなど展示ブースも設けられ、訪れた市民も防災意識を高めていました。