お笑い芸人ケンドーコバヤシ(51)が26日、都内で、第1回「空手Champion of Champions(KCC)」記者会見に出席した。

同大会は新極真会主催で7月21日、東京・代々木第2体育館で、能登半島地震復興チャリティーとして開催。世界104の国と地域から選抜された男女各8人が、体重無差別のフルコンタクト空手で最強を決めるワンデートーナメントとなる。

緑健児新極真会代表からアンバサダーに指名されたケンコバは「我々世代にとっては憧れの世界チャンピオンであり、尊敬できる格闘家から指名していただき、気を引き締めて全力で取り組もうと思っています」と話した。

緑代表から起用の理由について「空手の有段者であり、格闘技をこよなく愛しているということで、そういう方に大会を熱く盛り上げていただきたいと思いお願いした」と伝えられると、「“死力達成”の気持ちで頑張りたい」と緑氏の本のタイトルを引用して応えた。

さらに「生でフルコンタクト空手を初めて見る方も多いと思うし、最初は伝わってくる痛みで口を開けてしまうかもしれない。でも、一本を取る時の技は、不思議と絵画のような美しさがあると思う。ぜひそこを見てほしい」とアピールした。

自身も小1〜高3まで空手に取り組み黒帯の有段者だが「当時から道場で笑いを取っていた」。空手を始めたきっかけは「ある日、プロレス中継を見終えた父が神妙な顔で、『俺は年を取りすぎた。お前がブチャーを倒せ』と命令された」と明かした。