井ノ原快彦(47)主演のテレビ朝日系ドラマ「特捜9 season7」(水曜午後9時)の第5話が1日放送され、平均世帯視聴率が8・4%(関東地区)だったことが2日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は4・9%だった。

season7のテーマは多様性。中村梅雀(68)から深川麻衣(32)向井康二(29)ら加入3年目の若手メンバーまで、個性豊かな特捜班が多様性を増す事件に向き合っていく。

◆第5話あらすじ

ある夜、特捜班主任・浅輪直樹(井ノ原快彦)は妻倫子(中越典子)から連絡を受け、後輩の新藤亮(山田裕貴)高尾由真(深川麻衣)とともに雑居ビルの一室に駆けつける。なんと、倫子が鉄パイプの下敷きになって絶命している男性を発見したのだ。

現場はプロテイン製造販売会社が倉庫として借りている一室で、社長の江田陽一(和田正人)からコラボスイーツの制作を持ちかけられた倫子がプロテインのサンプル受け渡しのため現場を訪れたところ、遺体に遭遇したという。江田の会社では最近、メディアでも引っ張りだこで、若者を中心に絶大な人気を誇るカリスマフィットネストレーナー高野紗希(ソニン)とコラボするなど、コラボ商品開発に力を入れているようだった。

江田によると、この雑居ビルは改装工事中で廊下に資材が立てかけられていたらしく、空き巣に入った男が物色中に資材を倒し、運悪く後頭部に鉄パイプが当たったのではないかと思われた。だが、直樹は現場の状況に不自然なものを感じ、何者かが男を殺して事故に見せかけようとしたのではとにらむ。

やがて、死んでいたのは空き巣ではなく、フリーの週刊誌記者の柴崎宏隆(伊崎右典)で、紗希と江田とは浅からぬ因縁があることが判明。しかし、紗希と江田はそれぞれ死亡推定時刻には完璧なアリバイがあると主張、捜査によってそれが証明される。直樹ら特捜班を前に不敵で大胆な振る舞いで犯行を否定する紗希の鉄壁のアリバイを崩し、真相を暴くことができるのか?