公益社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」の田中紀子代表が10日、X(旧ツイッター)を更新。ドジャース大谷翔平投手(29)の元通訳、水原一平被告(39)に端を発して注目を集めている「ギャンブル依存症」の一連の投稿について警鐘を鳴らした。

「水原一平が想像以上の悪だった!」と記述する一般投稿を引用し「ギャンブル依存症になれば、誰でも家族や友人周囲の人を傷つけるようなことをしてしまいます」と切り出した。続けて「それを『モンスター』と呼ぶのはやめてください」と訴えた。さらに「同じ様な目にあって来た我々も、病気を正しく理解することで、受け入れ憎しみを手放してきました。こういう書き込みは依存症の当事者家族を追い込みます」と締めくくった。

田中氏はXで「ギャンブル依存症」についての偏見を指摘しており、「水原さんの手口が明らかになったことで、報道が一斉に人格否定になってきた感がある。そうじゃないんだって。ギャンブル依存症の人は、病気が進行すると、ああなるんですよ」とつづっていた。