宝塚歌劇団元トップスター榛名由梨(はるな・ゆり、78)鳳蘭(おおとり・らん、78)安奈淳(あんな・じゅん、76)麻実れい(74)が14日、大阪市の梅田芸術劇場で舞台「ベルサイユのばら50〜半世紀の軌跡〜」(14〜19日、梅田芸術劇場)の公開ゲネプロに参加した。

74年の初演から50年を迎えたことを記念し、歴代のレジェンドスターが集結。懐かしい場面、曲、ダンスを交え、2部構成で行われる。

昭和のレジェンドスターとして出演した4人は、衰え知らずの歌声で「愛あればこそ」などを披露した。

監修の植田紳爾氏とのトークでは、鳳が「青春に戻っちゃった」と話すと、安奈は「50年も前よね。恐ろしいわー。大病もしたし、生きてて良かったね」としみじみ。榛名は「私らの時代は、みんな運が強い」と振り返った。

75年の雪組公演でアンドレ役を務めた麻実は「最下級生で大きな役をいただいた。緊張でワケも分からなくて無我夢中だった。いろんな人に支えていただいて、千秋楽を迎えられたと、今でも思ってます」と感謝。

一方、76年の星組公演でフェルゼン役を務めた鳳は、オスカル役の可能性もあったといい、「どないしょう。オスカルでけへん。私がオスカルやったら、高倉健さんにフェルゼンやってもらわんと、と思ってたら、フェルゼン役を書いていただいて良かった」と懐かしんでいた。

東京公演は東京建物Brillia HALLで5月26〜6月9日まで。