俳優岩城滉一(73)が18日、TBS系「人生最高レストラン」(土曜午後11時30分)に出演。フジテレビ系ドラマシリーズ「北の国から」の出演が役者として「転機になった」と語った。

MC極楽とんぼ加藤浩次(55)から「役者で転機になった作品はありますか?」と聞かれて、岩城は「それは『北の国から』ですよ」と話した。

岩城は「これは衝撃的だった。役者、ってスゴいなぁって」と語り「本読みの時に、邦さん(田中邦衛)から竹下景子ちゃんからみなさん、純(吉岡秀隆)もいて(台本の)1ページ、2ページ読んでいて涙が止まらなくて、声が震えて、セリフ読めなかったんですよ、俺」と当時を思い起こした。

岩城は「親が死んでも泣かないのに、どこで泣いてんだ、みたいな」と自分にツッコミ。加藤から「親なんだから泣いてくださいよ」とさらにツッコまれると、岩城は「オヤジのときにも泣いたんだけど、たとえだよ」と返し、笑いを誘っていた。

加藤から、「北の国から」の脚本家倉本聰さんについて「倉本さんはお芝居に関して”こうしてください、岩城さん”って言ったりするんですか」と問われると、岩城は「ムチャクチャ、うるさいスよ」と話し「セリフを言ってちょっと間があくと”オマエにはリング、ってものがないのか”と言われた」と明かした。“リング”は、セリフのつながりという意味とのことだった。

岩城は「(倉本氏が)”オマエ、ケンカのときに『テメエ』って言われたら『なんだこのやろ』って、間髪明けずに言うだろ。なんだその間、何考えてるんだ。セリフ覚えてないのか”って怒られるわけです」と話した。

岩城は「(セリフは)リングになんないといけないし、なんか言ったあとに“…”って書いてあるのに”こんな大事なセリフのあとにすんなりセリフ言っちゃうの”って。”ただセリフ言ってるだけだろ、それ。腹の底から言ってないだろ”って、それは手厳しかった」と話した。

最後に岩城は「言われることが一字一句…その通り、銀座通り、並木通り」と独自の”オヤジギャグ”で締めた。