「青汁王子」こと実業家三崎優太氏(35)が24日までに、X(旧ツイッター)を更新。1966年に静岡県清水市(現静岡市)のみそ製造会社専務一家4人が殺害された事件で、強盗殺人罪などで死刑が確定した袴田巌さん(88)の裁判をやり直す再審公判について言及した。

三崎氏は「袴田さんが一家4人殺害したとされる事件の再審公判で、また死刑求刑がされました」と書き出し「57年近くも経過しても確固たる証拠が示されていないのになぜ死刑なの?」と記述。「権力者には甘く、一般市民に厳しすぎる。半生近く冤罪と闘ったんだからもう良くない?ある意味で、死刑よりも辛い人生なんじゃないだろうか」と私見をつづった。

袴田さんの裁判をやり直す再審公判が22日、静岡地裁(国井恒志裁判長)であり、検察側は確定審と同様に死刑を求刑、弁護側は改めて無罪を主張し結審した。静岡地検の小長光健史次席検事は閉廷後、求刑について「極めて悪質な事案であることなどを踏まえた」と説明。主任弁護人の小川秀世氏は記者会見で「腹立たしく許されない」と批判した。判決は9月26日。