タレント明石家さんま(68)が22日放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」に出演。落語家笑福亭鶴光(76)がパーソナリティーを務めるラジオ番組「鶴光の噂のゴールデンリクエスト」の放送をめぐり、「公共の電波で流すには著しく不適切なもの」があったとして、ニッポン放送が公式ホームページで謝罪した件に思いを巡らせた。

この件を受け、リスナーから昨年に終了したヤンタン土曜日の名物コーナー「癒やせません」が継続していたら、「さんまさんも巻き込まれていたかもと、さんまさんの危機回避能力に感心しました」との声が寄せられると、さんまは「俺は、たたかれてもやりたかったんですけどね」ときっぱり。

一方で、「昔のリスナーさんはラジオらしいラジオの企画っていうので、昔懐かしく『まだヤンタンだけやってくれてるか』っていうので喜んでいただいてたんやけど、こうして替え歌でも(謝罪する)。ヤンタンでも替え歌やったけど、あのとき問題なかったもんな。そういう時代もあるんで、ラジオらしいラジオ。深夜のラジオのファンが喜ぶような良いものがっていうのがご時世的にいろいろ難しいんねんな」と、時代とともにコンプライアンスのあり方も変化していることにしみじみ。

レギュラー出演の村上ショージが「替え歌なんか、酒井さんなんて完璧にアウト」と、さんまのからくりTVでおなじみ、替え歌名人酒井素樹さんの名前を出して相づちを打つと、さんまは「女性どうのこうのとかいう歌なんかは特に今は厳しいみたいですよね。寂しい。俺ら、自由にしゃべってきて、コントやってきた人間にとっては、若手がかわいそうなご時世になってるな」と感想を語っていた。