コーラスグループ、純烈の岩永洋昭(44)が2日、TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食/一直線」(午前5時)に出演し、来年3月末でグループを卒業することを自身の口からファンに報告した。

生島が夏休みで、代打パーソナリティーとして純烈のリーダー酒井一圭(49)が担当し、岩永がゲスト出演した。

酒井が「岩永さんが脱退する。25年の3月末で卒業することになりました」と紹介。岩永は「最大の理由は家族です。1人娘が7歳です」と、仕事が多忙で家族と一緒に過ごす時間がないことが理由だと明かした。酒井は「ほとんど純烈は家に帰っていないから」と理解を示した。

岩永は父親の顔を知らない。「ここ10年で母親と、父親代わり、兄貴代わりの人が亡くなった。人はいつ死ぬか分からないとまざまざと感じた」と続けた。そして「純烈の活動が終わったわけでないが、まずは応援してくれる皆さんへの感謝の気持ち、故郷、家族に応援してもらって支えてもらった。純烈に入って支えてもらっていることを本当に感じた。これは芸能人の前に人として大切な感覚。純烈を卒業し、俳優としても忘れてはいけないこと。今後も温かい目で見守り応援していただきたい」と続けた。

岩永の卒業は6月30日に所属事務所が発表。小田井涼平(53)と入れ替わりで昨年1月1日に純烈に加入した岩永は、2年3カ月の活動で終止符を打つことになる。卒業の後も同じ事務所に所属し俳優として活動する。酒井はこの日、「新メンバーは入れない」と明言した。

純烈は11月25日に初の日本武道館公演。来年1月には明治座、同2月には新歌舞伎座公演が控えている。