濱口竜介監督(45)が26日、都内で行われた映画「悪は存在しない」初日舞台あいさつで、昨年9月のベネチア映画祭審査員グランプリ受賞から7カ月を経ての公開を喜んだ。

21年の前作「ドライブ・マイ・カー」で音楽を担当した石橋英子氏から、ライブパフォーマンス用の映像を依頼され映画を製作し、使える映像にしていくプロセスを取り昨年2、3月に撮影。「完成して時間がかかった。ようやく日本でご覧いただけて、うれしく思う」と語った。日本より早く公開されたフランス・パリでは「すごく好意的で2週間で7万人、入った」と明かした。