前東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏(75)が17日、X(旧ツイッター)を更新。学歴詐称疑惑が再燃している東京都の小池百合子知事について「もう政界から去ったほうがよい」との思いをつづった。

舛添氏は「小池都知事の学歴詐称疑惑について、私の知っていることを書く」と、「日刊ゲンダイ」WEB版に掲載された自身による記事を貼り付け、「嘘から始めた政治家人生、大衆迎合のパフォーマンスで権力の会談を駆け上っていった虚飾、本人のためにも、日本国のためにも、この権力欲にまみれたポピュリストはもう政界から去ったほうがよい」とした。

小池都知事をめぐっては、エジプトのカイロ大卒業について学歴詐称ではないかとの疑惑が取り沙汰(ざた)されてきた。小池氏は20年、卒業証書を公開して疑惑を否定。また、カイロ大学も小池氏が1976年に同大学を卒業したとの声明を発表していた。一方、舛添氏は当時「先進国の大学なら、全ての記録を保管し公表できる。声明など出すこと自体が政治的で胡散臭い。日本からの援助を期待する外国政府まで使う。立候補前の政治工作だろう」と私見を述べ、「出すなら声明ではなく当時のデータだ。データ抜きなら政治的都合で何とでも言える。エジプトという専制国家ならではの腐敗の極みだ。証拠も出さずに○○が卒業生だと声明を出す先進国の大学は絶対にない」と指摘していた。