前明石市長で弁護士の泉房穂氏(60)が4日、ABCテレビの生情報番組「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(土曜午前9時30分)に出演。番組では「少子化と子育て支援」を取り上げた。

明石市長時代には独自の子ども施策で地域経済を盛り上げ、出生率アップを実現した泉氏は「やる気なし総理、ウソつきにもほどがある」とフリップを出し、斬り込んだ。

子育て支援策の1つとして「保育士の待遇改善」を挙げた。「子どもを応援するということは子どもに寄り添う保育士を応援すること。明石市の場合は給料を2万円アップ、7年間で160万円の現金を保育士の口座に振り込む。家賃は市が持ち、トラブルの場合は保育士の味方を市が雇った弁護士が担当する。どんどんいい保育士が来る。いい保育士が来ると、子どもにとってもいい環境になる」と主張した。

政府が発表した「子ども・子育て支援金」について、財源を社会保険の枠組みからとることについて「そもそも負担しなくてもいい。国債を発行してもいい」と猛反対した。

岸田政権の児童手当の拡充などの支援策について「こんなん、しょぼいですよ」と言い放ち、パネルに「私が総理やったらもっとできる」の文字に「これ、言うてない。私は政治を卒業しています」と弁明。岸田総理に「ないのは、お金ではなく、やる気と知恵ですわ」と批判した。