藤井聡太名人(竜王・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖=21)が豊島将之九段(34)の挑戦を受ける、将棋の第82期名人戦7番勝負第4局が19日、大分県別府市「割烹旅館もみや」で再開された。シリーズの対戦成績は藤井の3勝0敗。藤井がストレートで名人初防衛を果たすか。5期ぶりの名人奪還を目指す豊島が反撃の1勝を挙げるか。注目の一戦だ。

両対局者は記録係が読み上げる前日の手順を盤上に再現した。午前9時前、立会人の深浦康市九段(52)が豊島の39手目の封じ手を開け、「封じ手は先手7七桂」と読み上げた。2日目の戦い始まった。さらに激しい攻め合いが予想される。

名人戦は全国を転戦し、1局を2日かけて戦う持ち時間各9時間の7番勝負。先に4勝を挙げた方がタイトルを獲得する。

昼食休憩を挟み、夜までに決着する見込み。