1日に放送されたテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜午前8時)で、元日の発生から半年を迎えた能登半島地震の被災地について特集された。ガレキが残ったままの石川県輪島市の光景に、タレント石原良純は「1月1日から本当に時間が止まったままの景色にがくぜんとします」と、息をのんでいた。

元テレビ朝日社員の玉川徹氏は人口流出の問題を指摘した。「地震とか大きな災害があった場所で、もともと過疎だったところが加速する」とした。1〜3月で1582人、前年の4倍くらい人口が流出したと具体的な数字で説明した。玉川氏は東日本大震災の例に出した。「岩手県の沿岸の12市町村の人口が23%減っている。もともと10%位の減少率が倍以上になった。特に若い人が減っている。高齢化と人口減少が加速している。これが現実。どういうふうにしてダメージを少なくするか、知恵を出さないと難しい。コンパクトに小さくということを皆さんで考えていかないと」と対応策も挙げていた。