<阪神2−1巨人>◇18日◇甲子園

巨人が今季2度目のサヨナラ負けを喫した。

甲子園は、やはり鬼門だった。延長10回、守護神大勢がつかまった。中野、森下に連打されて、大山は申告敬遠で無死満塁。1死も奪えずに最後は佐藤輝にサヨナラ打を浴びた。阿部監督は「いつも紙一重。みんな必死でやってるし、形もつくれている。ここをみんなで我慢してやっていけば」と話した。

昨季3勝10敗と大きく負け越した甲子園でまたしても魔物にやられた。2回に小林の先制打で1点を先取し、先発菅野も8回途中1失点の快投で応えた。指揮官は「全然負けた気がしないんだけど、結果的にやっぱり去年のチャンピオンチームだなと。終盤の粘りはすごいなと思いながら見ていた」と冷静に分析した。6連勝で勢いをつけて乗り込んだ甲子園で2敗1分け。19日からは広島に場所を移して3連戦が続く。最後は自ら「明日、明日だよ」と言い聞かせた。

▽巨人大勢(10回に登板し3安打1失点で1敗目)「明日も試合がある。今日できる反省をしっかりやって、次またしっかりチームの力になれるように投げたいと思います」