<中日3−2DeNA>◇19日◇横浜

中日が大島洋平外野手(38)の適時打などで競り勝ち、連敗を4で止めた。

同点の6回2死一、二塁。先発柳の代打に起用されたベテランが大貫のスプリットを右前に運んだ。

勝負強い一打で柳に白星もプレゼントした大島は「なんとか(打球が)抜けてくれてよかったです」と笑顔。立浪和義監督(54)は「(柳への代打は)少し迷ったが、洋平があそこで打ってくれてよかった。なかなか簡単には勝てないが、勝っていかないと流れがこない」とホッとした表情を見せた。

打撃の職人がたたき出した貴重な得点を救援陣が守り切った。6回、2番手斎藤がいきなり無死一、三塁のピンチを迎えたが京田を左飛に打ち取る。ここで代わった藤嶋が山本、森を抑えた。

7回には細川の適時打で2点差としたが、8回に松山が1点差まで詰め寄られた。なおも1死一、二塁で代打・大和の遊ゴロを村松が巧みにさばき、ここを併殺で乗り切ると最後はマルティネスが締めた。