<オリックス5−3ロッテ>◇29日◇ZOZOマリン

ロッテが逆転負けで、連勝は3でストップした。吉井理人監督(59)は「守りも走塁もピッチャーもみんなちょっと隙があった」と振り返った。

初回に4試合ぶり先発出場の藤岡裕大内野手(30)の2ランで先制するも、6回に死球と失策から3失点と逆転を許す。

1点ビハインドの6回には、1死二、三塁のチャンスで高部瑛斗外野手(26)が三ゴロ。さらに三塁走者が生還を狙うも、三−一−捕と転送され併殺になってしまった。吉井監督は「ゴロゴーのサインだったんですけど、サードゴロなんで(三塁走者の)佐藤が行くかどうかって思ったんでしょうね。でもゴロゴーだから行かなきゃと思って行っちゃって、ダブルプレーだった。もうちょっと頭整理してたら、もしかしたらもう1回ツーアウト二塁、三塁で勝負できたかもしれない。これも指示出せなかったこちらも悪い」と話した。

8回に元ロッテのペルドモからネフタリ・ソト内野手(35)がソロを放ち試合を振り出しに戻した。

延長戦に入り10回1死二塁で開幕から27試合連続で自責0、防御率0・00をキープしていた鈴木昭汰投手(25)がオリックス杉本に2ランを被弾した。指揮官は「結果論なんですけど」と前置きした上で「あの場面で彼の球種としたら4番目ぐらいの自信度の球でホームラン打たれたんで、それも隙と言えば隙」と振り返った。