<ブルージェイズ2−4ドジャース>◇27日(日本時間28日)◇ロジャーズセンター

ドジャース戦に先発したブルージェイズ菊池雄星投手(32)は、6回9安打4失点無四球3奪三振で、2敗目(2勝)を喫した。大谷との今季初対決は、3打数1安打1奪三振。第1打席では二ゴロに抑えたものの、2回の第2打席は、今季自己時速98・2マイル(約158キロ)の速球を右前へはじき返され、3点目を失った。試合後は「腕を思い切り振った球だったが、投げた瞬間に打球が右翼前にいった。打球が速すぎて見えなかった」と苦笑交じりで、後輩とのこん身の真っ向勝負を振り返った。

それでも、4回の第3打席ではカーブでバランスを崩し、空振り三振を奪った。5回、6回はいずれも3者凡退に仕留め、4試合連続で6イニング以上をクリア。「(ド軍は)抜け目のない打線で点の取り方を知っている。ボール自体は良かったし、良いバトルができたと思う」。ブ軍は5連敗を喫したものの、シュナイダー監督は菊池について「相手は本当に優れた打撃のチーム。今日の彼はストライクゾーンに投げ過ぎた感じもあったが、球の質という点ではずばぬけて良かった」と高評価。大谷の超高速打球についても「脱帽だ。いいスイングをしていた」と、潔く敗戦を認めていた。