日本のトップ格闘家が監督になり、次代の格闘技界を担う若手選手を推薦し、トーナメントで競わせるABEMAオリジナル番組「格闘代理戦争−THE MAX−」が、いよいよ19日に準決勝(19日午後7時生放送開始)を迎える。

18日には都内で前日計量が行われ、出場選手全員がクリア。そんな中で中谷優我(21)を指導する青木真也監督(40)が、準決勝で対戦するトミー矢野(21)を指導するイゴール・タナベ監督(23)に向けて舌戦をしかけた。

青木は「話題にならないかと思いきや、イゴール監督には感謝してます。この格闘代理のために(3月のRIZINランドマーク9神戸大会で)計量失敗して話題をつくっていただいて、頭の下がる思いで感動しました! どうなの、恥ずかしくないの?」といきなりビーンボールを投じると、イゴールは「恥ずかしいです」。

青木はなおも「恥ずかしいよな、俺だったら出てこれない、大したもんだ! 感動した! そんな感じです、明日頑張ろう」とイゴールの心の傷をえぐるような言葉を並べて、19日の準決勝へ意欲を示した。

青木は準決勝へ臨む中谷のために、同選手を藤田和之&ケンドー・カシンのプロレスラーコンビのもとへ送り込み、特訓を受けさせた。中谷は藤田から思い切り張り手を食らう場面もあり「藤田さんやケンドーさんなど、多くの方に刺激をもらいながらここまで来ました。明日はしっかり勝って決勝につなげたいと思います。あれより痛いパンチはないと思うんで…」と必勝を誓い、「かませ犬なのか?」という質問に「違います」と答えた。

青木はその後の質疑応答でもいつものように言いたい放題。中谷が勝つ確率について聞かれると「それはオンラインベットなどで聞いてください。自信はないですよ、本当に。初戦から勝つわけないと思ってたら、間違って勝っちゃって間違ってここにいるようなもんですから」と青木節をさく裂させた。

その上で勝つ自信については「うちは勝つ自信はないけど、周り見ても勝つ自信ないんじゃないかなと思いますけどね。誰も自信もって送り出せないでしょ。だからこそガチャガチャになったときに可能性はあるんじゃないかなと思いますけど」とした。

一方のトミーは「もうばっちりです。今回も久しぶりにケガもなくて万全の状態で明日出れるのですごい楽しみです」と話し、中谷がおこなってきた特訓については「正直中谷選手かわいそうだと思いました」と余裕の笑みを浮かべていた。

準決勝では中谷対トミー、ギレルメ・ナカガワ(クレベル・コイケ監督が準決勝では不在で代わりにホベルト・サトシ・ソウザ監督)対中村京一郎(岡見勇信、中村倫也監督)が行われる。その他、皇治監督推薦2選手(ガブリエル・クサノ、雄貴)と芦澤竜誠監督推薦2選手(田端魂、脇田仁)のスペシャルマッチも行われる。