<明治安田J1:新潟1−2湘南>◇19日◇第15節◇レモンガススタジアム平塚

アルビレックス新潟は湘南に1−2で逆転負けし、今季初の連勝はならなかった。前半30分、FW長倉幹樹(24)のゴールで先制するが、その5分後に追いつかれ、後半15分に勝ち越しを許した。

最初に主導権を握ったのは新潟だった。先制点はMF谷口海斗(28)の左サイドからのグラウンダーのクロスに、長倉が合わせて左足で流し込んだ。だが、35分に不運な形で追いつかれる。相手GKのロングキックを追ったDFトーマス・デン(27)とGK小島亨介(27)が交錯して転倒。その間に湘南FWルキアンに決められた。後半は相手のプレスに苦しんだ。15分、シュートのこぼれ球をルキアンに押し込まれた。

新潟の選手交代は後半のDF稲村隼翔(22)とMF松田詠太郎(22)の2人だけ。フィールドプレーヤー9人が負傷離脱中で、この日の控え選手で攻撃型は松田のみ。前線の交代カードが手薄だった感は否めない。松橋力蔵監督(55)は「彼らの動きを見て、このまま90分通せると。その中での交代の2枚だったが、そうでない選手も理解してやってくれた」と話した。

22日にJ2秋田とのルヴァン杯3回戦、25日はリーグ戦のホーム福岡戦と中2日が続く。苦しい台所事情に耐えながら、立て直しを図る。