ブンデスリーガ、アイントラハト・フランクフルトの元日本代表MF長谷部誠(40)が17日、現役引退を表明した。日本時間の午後8時30分からドイツで会見を開き「今季で現役生活を終える」と発表した。23−24年シーズンは全うし、チームとして6位の確保を目指す。代表通算114試合のうち、主将として8年間で81試合は歴代最多。10年南アフリカ大会からワールドカップ(W杯)3大会連続でキャプテンを務めたボランチは、クラブに残って指導者の道を歩む。

■長谷部と一問一答

−引退を表明するのは難しいことだったか

「難しかったが、長い時間をかけ準備できた。40歳になった今もサッカーを楽しんでいるが、楽しむことは子供たちともできる。だから(引退を)決断した。家族ともよく話し合った」

−今季、出場機会が減ったことは影響したか

「理由の1つ。今季はほとんどプレーしていないが、プレーしないと体が重くなる」

−多くのタイトルを獲得してきたが、特に重要なものは何か

「答えるのは難しい。多くの経験をし、たくさんの思い出がある。シーズン終了後に話したい」

−今後もドイツにとどまるのか

「私と家族はドイツに長く滞在することになると思う。もちろん休暇には日本に行くだろう」