<陸上:兵庫リレーカーニバル>◇20日◇第1日◇神戸ユニバー記念競技場

男子1万メートルは、野中優志(まさし、28=トヨタ自動車)が、28分41秒68で、日本人トップの総合7位に入った。

中盤までケニア人ランナーに続いた。5000メートル付近で引き離されて斉藤大空(創価大)に追いつかれたものの、最後1周でペースを上げ、振り切った。

「目標が、まずは組の中で日本人トップというところだったので、そこはしっかりこだわりを持って走りました」

タイムよりも順位にこだわった結果、日本人トップを確保した。

シーズン目標に掲げるのは「5000メートル、1万メートルの自己ベスト更新」だ。

「毎年何かしらの種目で自己ベストを心がけている。(今季は)具体的には、1万メートルで27分台をしっかり出して、トヨタの中で存在感を出していきたい」。

その先に、日の丸も見据えている。

今夏のパリオリンピック(五輪)でのマラソン代表には届かなかったが「日本代表にこだわって、遠回りしながらでもそこに近づきたい」と改めて誓った。

同じトヨタ自動車所属で、昨年世界選手権マラソン代表の西山和弥(25)は欠場。優勝は、ネルソン・マンデラ・ンビティ(19=桜美林大)で28分5秒37だった。