<国内女子ゴルフツアー:ワールド・サロンパス・カップ>◇第3日◇4日◇茨城GC東コース(6665ヤード、パー72)◇賞金総額1億2000万円(優勝2400万円)

日韓の女王が、国内メジャー今季初戦の最終日最終組で相まみえる。昨季の韓国ツアー賞金女王の李叡源(イ・イェウォン、21=韓国)が2位で出て5バーディー、ボギーなしの67で回り、通算10アンダーの206で単独トップ。2年連続国内年間女王の山下美夢有(22=加賀電子)は5バーディー、1ボギーと伸ばし、首位に3打差の単独2位に浮上した。

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鮮やかなロングパットを次々と沈め、国内女王の山下が一気に浮上してきた。2番パー3は約14メートルものラインを読み切ってカラーからバーディーを獲得。後半には10番パー4で約7メートル、11番パー4で約10メートルのバーディーパットを続けざまに決めた。「打ったら入っていた。何かを意識はしていない」と、感覚を研ぎ澄ませてスコアを伸ばした。

2年前の今大会、西コースで挙げたツアー2勝目を皮切りに国内トーナメントで白星を重ねるようになった。東西の両コースで優勝すれば史上初の快挙となるが「とれたらいいですね、ぐらいで、あんまり何も考えてない(笑い)」。自分のゴルフに徹する構えだ。

今季初優勝が懸かる中、相手となるのは韓国の賞金女王。「久しぶりの優勝争い。追いかける立場だけれど、いつも通りのプレーで回れたら」と、あくまで自然体で、最終日に臨む。