◆西武0―5ロッテ(9日、県営大宮)

 好調だったはずの打線から快音が消えた。苦手とする西野に7回を5安打無得点に封じられ、救援の鈴木と八木も攻略できずに今季初の零封負け。松井監督は「(西野は)低めに丁寧にストレートもフォークも丁寧に投げていた」と脱帽した。

 昨季は西野と5度対戦して0勝2敗、対戦防御率1・91に抑え込まれた。6回2死一、三塁では外崎が高めのスライダーを打って中飛。「テンポよくカウントを取られ、後手後手になった」。落差の大きいフォークも打ちあぐね、今季初対戦で白星を献上した。

 7日の日本ハム戦で今季最多の11点を奪った打線の勢いが止まり、連勝は「2」でストップ。ロッテ戦は16、17日にも2連戦があり、西野との再戦が濃厚だ。昨季は9勝16敗と大きく負け越しただけに、松井監督は「何とか次回」と雪辱を誓った。(末継智章)