脳振とう特例措置で出場選手登録を外れている西武の古賀悠斗捕手(24)が28日のイースタン・DeNA戦(カーミニーク)で実戦復帰する見通しとなった。27日のイースタン・DeNA戦後、西口文也ファーム監督は「(出る)予定です」と語った。

 3年目の古賀は今季開幕から17試合に出場。正捕手の座を固めつつあったが、20日の楽天戦で相手打者のスイングしたバットが頭に当たり、脳振とうの疑いと診断されて21日に抹消された。

 脳振とう特例措置の対象選手で、通常の抹消期間の10日間を待たずに再登録することも可能。ただし日本野球機構(NPB)のガイドラインに従った復帰プログラムをクリアすることが必要で、埼玉県所沢市の球団施設で段階的に練習を再開してきた。

 27日は午前中にイースタン・リーグに臨む選手たちと練習した後、午後は個別にキャッチングやスローイングなどを行った。チームが最下位に低迷する苦しい状況でもあり「ずっと試合に出られない悔しさがあった。体は全然大丈夫。早く試合に出たい」と気持ちを高ぶらせた。