3日のソフトバンク戦(ベルーナドーム)に先発する西武のドラフト1位ルーキー武内夏暉投手(22)=国学院大=が2日、ベルーナドームで行われた投手練習に臨み、柳田、山川の「YY」砲封じを誓った。

 北九州市出身で約10年間ソフトバンクのファンクラブに入っていた武内が希望の対戦相手に挙げてきたのが柳田だ。小学生のころに試合前の打撃練習で見たフルスイングに衝撃を受け「投手目線で感じてみたい」とプロを志す原動力になった。

 35歳になった今年も打率はリーグ3位の3割9厘で、22打点も山川に次ぐリーグ2位と健在。初対決に武内は「風格もあるけど投げる以上は絶対抑えたい。気持ちは負けないようにしたい」と真っ向勝負を誓った。

 29打点、6本塁打でリーグ2冠トップの山川には、プロ初の実戦登板となった2月28日の練習試合(宮崎・アイビースタジアム)で本塁打を浴びた。「でも攻めていく気持ちは大事。逃げずに向かっていく」と雪辱を誓う。2日はベルーナドームのマウンドで約30球を投げるなど1時間近く練習し、2勝目に向けて備えた。(末継智章)