ソフトバンクの山川穂高内野手(32)のもとに、仲田慶介内野手(24)が新たに〝入塾〟した。

 山川らは23日、休日返上してZOZOマリンスタジアムの屋内練習場で2時間ほどバッティングを行った。前日22日にリチャード内野手(24)を含めた3人で食事に行った際、リチャードが23日の練習を提案。仲田もこれに賛同し、この日参加した。

 以前から山川にはバッティングの相談に乗ってもらっていた。左打席では軸をうまく使って強い打球が打てるというが、右打席ではそれがうまくできないことが悩みだ。両打ちの仲田は今季これまで3打席に立ち2安打。いずれも左打席で打った。「力がロスしているというか、下半身の力をうまく伝えられていないっていうのを山川さんのバッティング練習を見てたときに、そう思うよっていうのを言われて」。左投手との対戦に備えて、右打席の強化が大きな課題の一つだ。

 「力強い打球を打つことが後々レギュラーとか、小手先だけのバッティングじゃ一流の選手にはなれない」と、先を見据える中、両リーグトップの12本を放っている球界屈指の長距離砲に助言を求めることが一番の近道だと考えた。「ここまで実際に打ちながらというか。口頭できくことはありましたけど、一緒に打ちながらというのは(初めて)。すごく勉強になりました」。〝山川塾〟の生徒としてどん欲に学び、右打席に磨きをかける。(大橋昂平)