◆楽天―西武(30日、楽天モバイルパーク)

 巨人からトレードで加入した西武の松原聖弥が、トレード相手となった若林楽人の活躍に刺激を受けた。

 松原は2回2死満塁、楽天・藤井の外角スライダーに食らいつき、中前に落ちる先制打。26日の日本ハム戦で西武デビューを果たしてから4試合連続のスタメンで、待望の初打点となり「当たりはあまり良くなかったのですが、なんとか落ちてくれて良かった」と胸をなでおろした。

 一方、若林はこの日広島戦に6番左翼で移籍後初先発し、初回に移籍後初のタイムリーとなる左前適時打。4回には中堅方向へ三塁打も放つ活躍で、試合後にはお立ち台でヒーローインタビューを受けた。

 松原は「僕の方が多分チャンスはいっぱいもらっている中で、若林君の方がすぐ結果も出たと思う。そこは負けないようにというのは、頭の片隅に入れたい」と意識した。

 19打数2安打と目を見張るような結果はまだ出せていないが、渡辺久信監督代行は「どんどん慣れていけば。打席の内容はそれほど悪くない」と期待する。2日のソフトバンク戦は、巨人の本拠地東京ドームで開催。松原は「なんとか頑張ります」とかつての〝庭〟での活躍を誓った。