◆ソフトバンク3―2西武(2日、東京ドーム)

 ソフトバンクが4連勝で7月を白星スタートした。カード初戦は10カード連続の勝利となり、今季最多を更新し続ける貯金は29に達した。

 ソフトバンクはプロ初先発の西武・羽田慎之介から3回に2点を奪った。甲斐拓也の四球、周東佑京の死球と犠打で1死二、三塁として、羽田の暴投で1点を先制。さらに栗原陵矢が右翼線への適時二塁打を放って1点を加えた。

 6回には山川穂高が3番手の佐藤隼輔の直球を捉え、31試合、131打席ぶりの13号ソロを左中間席へ運んだ。5月22日の楽天戦以来のアーチで、6月29日の日本ハム戦でリーグ単独トップに立っていたチームメートの近藤健介と並んだ。

 先発の有原航平は東京ドームで過去6勝1敗(日本ハム時代含む)と好相性。今季5勝目を挙げた5月28日の巨人戦に続き2度目となった今回も、今季初対戦の西武を6回まで無得点に抑えた。7回に西川愛也の2ランで1点差に追い上げられたが、8回は松本裕樹、9回はロベルト・オスナが抑えて逃げ切った。7回2失点の有原はリーグ単独トップの勝利数を8勝に伸ばし、オスナは区切りの20セーブ目を挙げた。